あのね。

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[40] 会いたいなんて言えない 2005/12/14 [Wed] 16:57


電話越しに聞こえる声が、酷く小さく心もとなかったから、僕はその場から駆け出さずにはいられなかった。

彼女のもとへ。

聞きなれた着メロが耳障りに鳴って、僕は動かしていた手を止めた。
鳴っているのは通常着信だと気付き、すぐに携帯へ手を伸ばす。

「はい、」

「…忙しいのにごめんね…」

聞こえてきたのは彼女の声。

「…どうしたの?」

そう言いながら視線だけ時計にやった。
午後10時02分。
いつもならこの時間は電話じゃなくてメールなのに。
なんだか嫌なことが頭をよぎった。

「んーん、なんにも。」

「ならなんでわざわざ電話なんて。」

「ちょっと声が聞きたくなっちゃって。」

へへへと照れたように笑う彼女がいつもと何か調子がちがくて、僕は少し戸惑った。
だっていつも夜は大概レポートやらなんやらにおわれている僕を気遣って、絶対にメールしかしてこないのに。

「どーしたの?」

もう一度、変わり無いようにつくろって聞いてみる。

「…本当に…なんでもないよ…」

小さく呟いた彼女の声が耳をかすめた。
それを聞いた僕は勝手に動き出していた。

「…今家?」

「あ…うん…」

「ちょっと待ってて。」

「え?」

彼女の疑問の声が聞こえたのと同時に僕は自分から通話を切った。

彼女に会いに行くために。

――――――――――――

いつ書いたかも覚えてない…
彼氏が彼女に会いに行く話ばかり書いている気がする
 
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